三倉岳 2014.5.22

みくらだけ・701.8m(広島県大竹市)



広島県の西部で、山口県と県境を接する大竹市の北部にある栗谷町にそびえる。山麓からもよく見える三本槍の花崗岩の岩峰はすばらしく、『芸藩通誌』にも紹介されている。右の低い方から、上ノ岳(朝日岳)、中ノ岳、下ノ岳(夕陽岳)と呼ばれている。岩登りのメッカとして登られていたがフリークライミングルートが多数開拓された。登山道はログハウスのある広場から、A、Bの2コースがあり、1時間30分ほどで下ノ岳頂上。三角点は150mほど北西のピークにある。南西方向の尾根には瓦小屋山への縦走路がある。

万年山
小栗林付近より三倉山を見る

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歩行距離 4.3km
所要時間 4時間50分
累積標高差 (+) 521m  (-) 521m
コース 神ガ原10:15 → Bコース登山口11:00 → 休憩所11:15 → 上ノ岳12:20
 → 中ノ岳12:45 → 下ノ岳13:50 → 4合目小屋14:40 → 神ガ原15:05


早朝に萩を出発、島根剣の津和野から柿木村にぬけ、国道187号線を南下し六日市より寂地山方向に 西走、国道186号線に入り南下し三倉岳の登山口に達する。萩から西中国山地に山に行くには、幹線国道をつなぐ山道を通らなければならないので時間を要する。中国自動車の利用も考えるが、時間に大差はなく、経済的にも一般道を利用したほうがいいのではないかと思う。

他に車がいない神ガ原駐車場に車を置き山行開始。Aコース登山口を左に通り過ぎ舗装道を上っていく。キャンプ場の管理棟のところで左に折れ、更に舗装道を上っていく。道標に従いBコース登山口に入り樹林帯の登山道を登っていく。途中清流の沢を横切る。前を歩く30名ほどの中高年グループが見えてくる。 4合目小屋の分岐点にある胴乱岩からきつい石段の急登が始まる。1合目ごとに標識がある。登山道のそばに切り立った巨岩が多くある。その間を縫うように石段が続く。中高年グループに一旦追いつくが大集団であるため、休みながら後についていくことにする。途中ベンチのある休憩所で一休みする。上ノ岳直下の鞍部に達する。中高年グループが全員降りてくるのを待って、上ノ岳(朝日岳)に登る。グループに若いガイドの人が3名付き添っており話をする。グループ広島市の佐伯区から来たそうだ。次の中岳では先に登るので待ってもらうようになる。その替わり中岳の上ではゆっくり休んで、昼メシでも食べたらどうか勧められた。上ノ岳山頂のすぐ先の木々の合間から大きな岩がごつごつして迫力がある中岳が見える。

上ノ岳を降り、巨岩を巻くように石段の登山道を行き、巨岩の間の垂直に近い鎖の張ってある崖をよじ登っていく。崖の岩には丈夫なU型の鉄の杭が打ちこんであり、剥き出しの木の根っ子があるのでそれを支えに何とかよじ登っていける。中ノ岳のすぐ下で、また中高年グループが降りてくるのを待つ。急な岩場を下って来るので全員降りてくるまでかなりの時間を要す。グループが全員降りた後、張ってある鎖を掴みながら中岳の大きな岩の上によじ登る。かなり広い岩の上には20人ほどが登れる広さだろうか。山頂からは、360度の眺望が開ける。山頂から、大峯山、大野権現山などが望める。素晴らしい眺望だ。滑って落ちないよう岩の中央付近に腰を下ろし景色を見ながら昼メシを食べる。東側には下ノ岳(夕日岳)が見える。山頂の大きな岩は、傾斜があり滑って落ちそうだ。そのうち中高年グループのおばさんのような悲鳴が聞こえてくる。大丈夫だろうか・・・。

昼メシ後、中ノ岳を降り尾根道を経て下ノ岳の最後の上りかかる。中岳と同じかそれ以上の崖の上りだ。岩に打ち込んである鉄杭に足を置き、鎖を掴みながら崖をよじ登っていく。やはり大きな岩の上の下ノ岳(夕陽岳)山頂に達する。西側に羅漢山が見える。山頂から緩やかな傾斜の大きな岩がせり出し、先のほうは幅が狭くなって、歩いて行けばそのまま滑って崖の下に落ちていきそうだ。尻餅をつき、滑りながら先の方へ行ってみるが怖いので途中で止める。左手には大きな岩の中ノ岳が眼下に見える。

恐怖の下ノ岳を降り、岩山の巻道を進み、三倉岳本峰とAコース登山道の分岐のある鞍部に達する。本峰山頂からは展望がないそうなので、Aコース登山道を下り下山することにする。長い石段の急坂を下っていく。犬が吠える声が聞こえる。犬の側には、垂直にそそり立つ大きな岸壁でロッククライミングのトレーニングをしている元気な中高年グループがいた。おじさんが命綱に守られ、息を切らせながらほぼ垂直の岩盤をよじ登って行く。自分に真似はできないだろう・・・。三倉岳はロッククライミングのメッカだ。 やがて沢のある谷筋になり岩場を下る。なだらかで歩きやすい道になり分岐のある4合目小屋を通過する。途中、大きな翁岩を見る。その昔、地震が起こった時に山頂から転がり落ちた岩だそうだ。石畳の道を歩き、Aコース登山口まで戻ってくる。道の側に三度笠をかぶったかわいいお地蔵さんを見つける。舗装道を下り無事神ガ原の駐車場に帰着する。

神ガ原の駐車場から、国道186号線沿いある道の駅「スパ羅漢」に移動し温泉に入る。当日はそこで車中泊する。翌日は、大野権現山のおむすび岩を見に行く予定だ。





丹沢山
10:15 神ガ原駐車場に車を置き出発する。
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左の石段を登ればAコース登山口に入る。
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Bコース登山道に進む。
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右に折れBコース登山口に入る。左に行けばAコースにつながる。
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胴乱岩から急登が始まる。
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休憩所のベンチで小休止。少し視界が開ける。

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広島市から来た大勢の中高年グループが登り切るのを最後尾
で待つ。後ろの二人は若いガイドさんだ。
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下ノ岳(朝日岳)から中ノ岳を見る。すごい迫力だ。

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下ノ岳から中ノ岳に向かう中の急な鎖場を登る。険しい〜!!。
慎重に登る。
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中ノ岳への最後の上り。中高年グループ全員が降りてくるの
を20分間下で待つ。
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中ノ岳山頂は大きな岩の上。腰を下ろしチキンラーメンを食べる


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中ノ岳山頂からの眺望

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中ノ岳山頂からの眺望

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中ノ岳山頂からの眺望
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中ノ岳山頂から下ノ岳(夕日岳)を見る。ハングライダーの滑走台にちょうどいいかも。
中高年グループの悲鳴のような叫び声が聞こえる。だいじょうぶだろうか・・・。
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中ノ岳から下ノ岳へ向かう
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険しい鎖場をよじ登る
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下ノ岳山頂から羅漢山がよく見える。
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下ノ岳山頂からの眺望
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下ノ岳(朝日岳)の岩のスロープ・前まで行くと滑って落ちそうだ〜!。
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下ノ岳を降り三倉岳方向に向かう。
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下ノ岳と三倉岳主峰の間の鞍部に達する。
ガイドブックには三倉岳山頂からの展望はない
とあるので左に折れ下山することにする。
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急坂の石の階段を下って行く。
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犬に吠えられる。中高年グループがロッククライミングしている。
かなりきつぞうだ。三倉山はロッククライミングのメッカだ。
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岩の沢を下る。
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道はなだらかになる。

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その昔、地震で山頂付近から落ちてきたといわれる翁岩。
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登山口を出たところにお地蔵さん?があった。ごめんなすって!

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山麓より三本槍の三倉岳を見る。
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温泉のある道の駅「スパ羅漢」で車中泊する。



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